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しんせつ3回塗り

「襖(ふすま)」について

こんにちは。うら建装です。
月に1回住まいに関するコラムを掲載していきます。
皆さまの暮らしのお役に立てたら幸いです。

さて今月は襖(ふすま)についてお話いたします。

襖の歴史は古く、8世紀~9世紀の頃、寝殿造り内部の丁度品から日本独自のものとして生まれた建具です。
古くから日本人の生活の中で愛用されています。
必要な時に開閉や取り外しができるため、柔軟性のある建具として現在でも重宝されています。
また、襖には湿度を調節する効果や保温効果があり、湿度の高い時期と乾燥する時期を繰り返す日本の四季にとても適しています。

【襖の長所】

■保温性と調湿性
襖の長所は何といっても保温性や調湿性です。
襖には、湿度が高い時は湿度を吸い、乾燥している時には水分を放出する調湿性に優れています。
襖以外にも、畳や障子なども同じ効果を持つため、日本家屋では古くから襖・障子・畳の3点セットで愛用されていました。
押入れに襖が多く使われているのも、湿気対策のひとつです。

■空間を仕切る
襖は部屋を仕切るという機能面でも大変利便性があり大きな空間を襖で間仕切り、複数の小さな空間に分けることができます。
また、取り外しができると言うことも大きな特徴の一つで夏場には襖を外し解放することで、風の通りを良くすることもできます。

■インテリアとして
襖には、絵や模様が描かれていることも多く、インテリアのアクセントとしてもぴったりです。
種類にもよりますが張り替えも可能なため、部屋の雰囲気を変えたいときにも便利です。

【襖の張り替え時】
・通常は3~5年の間に張り替えます。
襖の種類にもよりますが、こまめな張り替えにより部屋の傷みを抑えることができます。

【襖の反りについて】
・襖は湿気や乾燥により1年中動いています。
襖開け放して重ねた状態にしておくよりも、襖を閉めた状態で均等に空気が当たるようにすると自然と直ります。

【襖の種類】
ひと言に襖と言っても、様々な種類があります。
そこで代表的なものをご紹介していきます。
襖には、大きく分けて和襖と量産襖があります。

■和襖
和襖は自然素材を使用した伝統的な襖です。
自然素材を用いているため、上記の長所で紹介したように調湿性に優れ、日本の四季に対応してくれます。
また、芯材と仕上げ材の紙がきれいに剥がれるので、張り替えが何度も出来るのが特徴です。

■量産襖
量産襖は、和襖が職人の手でひとつひとつ作られているものに対し、量産襖は、全て機械で作られており、量産性に優れています。
襖の芯も段ボールや発泡プラスチックを用いて、コストを抑えています。

量産襖は張り替えの際に、ふすま紙の上から重ねる形での張り替えになるので張り替えできる回数に制限があります。
長く利用したい方は和襖がおすすめです。

いかがでしたでしょうか。
うら建装では、襖の張り替えのご相談も承っております。
お気軽にご相談くださいませ。



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