フローリングの張替えについて

こんにちは。うら建装です。
月に1回住まいに関するコラムを掲載していきます。
皆さまの暮らしのお役に立てたら幸いです。
今月は、フローリングについてのお話です。
新年に向けてそろそろ床の張り替えを…という方は必見です。
それぞれのメリットとデメリットを紹介していくので、
生活スタイルに合わせて選んでみて下さいね。
フローリングは、大きく分けて2種類あります。
それは複合フローリングと、無垢フローリングと言います。
どちらもそれぞれ良いところと欠点があります。
まず、無垢フローリングから紹介していきます。
■無垢フローリングの特徴
無垢フローリングは、100%天然の木でできたフローリングのことです。
無垢フローリング最大の特徴はなんといっても天然木の板を使用しているところ。
天然木の持つ優しい風合いが足元を包みこんでくれます。
足触りがとてもよく、素足で歩いたときに、独特のひやりとした感じがありません。
逆に夏場は、湿気を吸い取ってくれるので足がべたつくことがなくさらりとした感覚を味わうことができます。
加工されていない天然木の特徴として、調湿性に優れているという大きな特徴があります。
湿気の多い梅雨の時期から夏にかけては湿気を吸い取り、乾燥する冬は湿気を放出し、
湿度を一定にしようと働きかけます。
また、無垢フローリングは紫外線を受け、徐々に色合いが変化していくので
年月を重ねるたびに味わいが増していきます。
無垢フローリングのメリットとしては、
・調湿効果
・接着剤不使用でアレルギーの心配がない
・風合いや見た目
良いところばかりの無垢フローリングですが、天然素材が故のデメリットもあります。
それは、やわらかく傷つきやすいということです。
ペットを飼っているご家庭や、育ち盛りなお子さんのいるご家庭は、
傷だらけになってしまう可能性もあります。
傷が気になる方は避けた方が良いかもしれません。
また、天然素材のまま加工をしていないので、
経年のため、反りや隙間が生じる場合があります。
無垢フローリングのデメリット
・傷つきやすい
・経年劣化で反りや隙間が生じる可能性がある。
次に複合フローリングについて紹介します。
■複合フローリングの特徴
複合フローリングは複数の板を接着剤で張り合わせた板の表面に
天然木の薄板を貼りつけたものです。
もともと複合フローリングは、反りや伸縮などのデメリットが
少なくなるように改良されてきた物なので、
反りや伸縮も少なくメンテナンスも手間がかかりません。
薄板にも様々な種類があり、お部屋に合わせた木目や色味が楽しめます。
また、傷や汚れに強く、耐水性もあります。
複合フローリングのメリット
・反りや伸縮の心配がない
・メンテナンスが楽
・様々なバリエーション
複合フローリングのデメリットとしては、
やはり「自然の風合い」を感じることができないという点です。
木の持つ温かみがなく、合板を貼り合わせる際に接着剤を使用するので、
アレルギーを持つ方や、小さいお子さんがいる家庭には注意が必要です。
複合フローリングのデメリット
・自然の風合いが無い
・接着剤を使用しているのでアレルギーに注意が必要
いかがでしたでしょうか。
フローリングを替える際の参考になれば幸いです。
お悩みの際には、ぜひうら建装へご相談を!